整体と頭痛
- 頭全体が重くてスッキリしない
- 後頭部から首にかけて痛い
- こめかみの部分がズキズキする
- 頭の片側が脈打つように痛み、吐き気や光に過敏になる
- 眼の奥が激しく痛い
頭痛の原因
検査をしても特に器質的な原因が見つからない 慢性的な頭痛には次の3つのタイプ があります。
1.偏頭痛
偏頭痛になると 頭の片側が脈打つようにズキンズキン と激しく痛みます。 定期的かつ発作的に起こるのが特徴で、仕事に集中できず、ひどい場合は寝込むこともあり日常生活に支障をきたします。
音や光に敏感になり、ひどい場合は嘔吐してしまうこともあります。頭痛が起きる前兆として目がチカチカしたりぼやけたりすることがあり、運動後やリラックスした後に起きやすいようです。
原因ははっきりとはわかっていませんが、有力なのはセロトニン説と三叉神経血管説で、どちらも血管が拡張するときに痛みが出ると考えられています。
また、最近では脳脊髄液の流れと産生の低下も、一つの原因と考えられているようです。
2.緊張型頭痛
緊張型頭痛は、精神的なストレスや姿勢、運動、仕事、パソコンなどによる身体的ストレスによって、骨格の歪みや筋肉の緊張することでおこります。肩コリがひどくなると首や頭の筋肉まで緊張し、血行不良となって発痛物資が神経を刺激することで痛みを感じます。
肩コリと頭全体をギュッと締め付けられる痛みが特徴 で、整体による施術で最も効果が出やすいタイプの頭痛です。
3.群発性頭痛
群発性頭痛は原因が分かっていませんが、 片側の眼の奥をエグられるような痛み で、 頭痛の中ではトップクラスの痛み です。
男性に多く、数年に一回から数回程度の頻度で、いったん発症すると1〜2ヶ月の間、毎日決まった時間帯に起こるのが特徴です。痛みは1〜2時間続き、鼻水や涙を伴うことがあります。
頭痛を解消するためには?
治療ポイントとしては頭と体をつなぐ 第一頚椎(首の一番上の骨)の可動性を正常 にすることで、神経、血液、脳脊髄液の流れを改善します。
また、脳脊髄液は骨盤と頭蓋骨のポンプ運動によって流れているので、骨盤および脳脊髄液のパイプ役である 背骨の可動性 も改善します。
さらに、 内臓を調整する ことで自律神経、および血液の流れを改善し筋肉の緊張を緩めます。
日常の注意点としては、
偏頭痛
1.ストレスをためない
2.規則正しい生活
3.睡眠不足・寝過ぎ
4.赤ワイン、チーズなどは避ける
5.人ごみ、匂い、光、急激な気温差
6.暴飲暴食
7.激しい運動
8.痛くなったらコーヒー(カフェイン)を飲む
9.痛くなったら頭を冷やす
緊張性頭痛
1.ストレスをためない
2.長時間のパソコンを避ける
3.首や肩を温める
4.適度な運動
群発性頭痛
1.ストレスをためない
2.飲酒を控える
3.痛くなりそうなときに深呼吸する