ある日突然、口が開かなくなった。
痛くて食べるのもツライ、硬いものはもちろん、柔らかいものでも無理。 歯や顎など顔の痛みは本当に不快でストレスになります。
一体なぜこんなことになったのでしょうか?
一般的に口の開閉時の痛みや、開閉障害、クリック音などの症状を顎関節症と言われています。痛くなくても、なんとなく口が開きづらいとか、開くとコクっと音がするという方はたくさんいて、潜在的にほとんどの人が顎関節症だと言っても過言ではありません。
顎関節そのものだけでなく頭蓋骨全体が完全であれば999歳まで生きられると、SOTの創始者M.B.ディジョネットは本の中で言っておりますが、それだけ顎関節に問題がない人はいないということでしょう。
しかし、実際に痛くなければ多少開きが悪くても、ほとんどの人は自分の顎が悪いとは思いません。痛みが出たり、人に顔が歪んでると言われたり、TVや雑誌を読んだりして初めて意識し気づきます。
顎の問題は事故や外傷などで直接力が顎にかかった場合は別として、基本的には他の部分の代償としてバランスをとるために起きてきます。ですから昨日今日の問題ではなく長年かかってできあがった歪みです。
顎関節がゆがむ原因は様々ですが、一般的にいろいろ言われていることは、
などです。
これらの原因は顎関節を直接ゆがませる原因ですが、それ以外に間接的に影響与えるものがあります。
一番の原因は頚椎の歪み、骨盤の歪み、股関節や肩関節の歪み、それにともなった筋肉の緊張やアンバランスなどですが、もし普段の生活で特別原因が見当たらないような方は、そういった問題を解消していかないとうまく改善しません。
また、そのような顎関節以外の間接的な原因の場合は、顎関節自体を矯正する必要もありません。したとしても一時的な対症療法になってしまいます。ただ、痛み以外の問題に関しましては、顎関節までしっかり矯正していく必要があります。
ではなぜ骨盤や股関節が顎関節に影響を与えるのでしょうか?
骨盤と頭蓋骨は一見全く違うものに見えると思います。しかし、実は形態と機能は非常によく似ていて、上と下でバランスを取り合っているのです。
次のイラストを御覧ください。
頭蓋骨の後頭骨は骨盤の仙骨に対応し、側頭骨は腸骨に対応しています。また、脊椎の一番上にある第1頚椎は脊椎の一番下にある第5腰椎と対応し、第2頚椎は第4腰椎対応しています。その他のすべての脊椎も同様に上と下で対応しているのです。
これをロベット・ブラザーズといって双子の兄弟のように、どちらかに問題が生じると、もう片方にも同じ問題が生じるのです。
つまり、顎関節とは頭蓋骨の股関節だということです。実際、歩く度に股関節に連動して顎関節も動きます。もちろん、股関節や顎関節だけでなく、骨盤と頭蓋骨も連動して動いています。
このように体のいたるところで、互いに連動して一体の動きを成しているので、どこかで不具合が生じるとそこに相関する箇所で同じように不具合が生じます。
それでは具体的にどのように治療していけば良いでしょうか?
治療法はタイプや目的によって変わってきます。
顎関節が悪くなった原因としては先程ご説明したように、生活習慣とそれによって体に生じた骨格の歪みなどの間接的な原因ですが、実際に顎関節にどのような異常が起きているかと言いますと、痛みの問題と開閉障害やクリック音などの構造的問題の2つに分けられます。
ですから治療法も大きく2つに分けることができます。
まず痛みの原因は筋肉のスパズム(緊張)による血行障害ですので、筋肉の緊張を緩める治療を行います。一般的には首周りや肩周り、そして顔面の筋肉をマッサージする方法があります。しかし、ただマッサージして緩めただけですと筋肉を緊張させた原因が残ったままですから、またすぐに緊張し症状が再発してしまいます。
筋肉の緊張がストレスや過労、内臓疲労などによる自律神経の緊張であれば、生活習慣を改善するとともに自律神経の調整をしなければなりません。
痛みを伴わない開閉障害や音などの構造的問題は、全身の筋骨格、及び頭蓋骨、顎関節の関節包や関節円板の位置を調整します。
つまり、とりあえず痛みがとれて普通の生活が出来ればよいということであれば、筋肉の緊張を解消してあげれば良いのですが、根本的に改善していくには全身の治療が必要になってきます。
噛み合わせが原因の場合は歯科の治療が必要になってきます。もし、元々の歯の生え方や形に異常がある場合は、それが原因となって顎関節の機能障害を起こしますので、全身の治療とともに歯を削ったり矯正しなければならないかもしれません。
ただ気をつけなければいけないことは、噛み合わせによって顎関節に問題が生じたのか、顎関節の歪みによって噛み合わせが悪くなったのかを見極めなければならないということです。
もし、顎関節の歪みが原因で噛み合わせに影響を与えたのであれば、歯を削ってはいけません。なぜなら、土台が傾いた状態で安定させてしまうと、さらに土台を傾かせる原因となります。つまり顎関節の歪みを悪化させてしまうことになります。
噛み合わせが原因だったとしても、それ以外の間接的な問題を取り除くだけで症状が大きく改善することもありますので、その後で歯科矯正した方が正しい位置で安定します。間違ってもいきなり歯を削らないで下さい。
初めて施術を受けた時は単純にびっくりしました。魔法の手でした。
吉田 潤 様 44歳 足立区北千住
初めて施術を受けた時は、単純にびっくりしました。普通の病院ですと何回か通い続けるんでしょうけれど、たった一回で良くなってしまったということにびっくりしました。魔法の手でした。最初に伺った時の症状は、顎関節症という状態で、いつも肘を立てて横になりながらテレビを見ていることが原因だったと思います。完全に左側の顎の関節が開かなくて痛かったです。それまでは痛くてプリンやゼリー等を食べていましたが、先生に診てもらった当日にはご飯が食べられるようになりました。
他の病院と違う所は、他の病院ですと大体局部を触ったりするのですが、先生は顎が痛いと言っているのに、背骨しか触りませんでした。本当に辛くて苦しい人は、足立区で遠い方もいるかもしれませんが、是非お勧めしたいです。
※施術効果には個人差があります
顎の問題は単にかみあわせや骨格の歪みが原因だと思っていました・・・
M.Y 様 36才 足立区
顎の問題は単にかみあわせや骨格の歪みが原因だと思っていましたが、内臓の機能低下が関わっていることを知りました。先生に指摘された場所は、やはり普段から調子が悪いと感じる部分なので、きちんと診察してもらえているんだなと思います。調子の悪い所は一刻も早く治したい、治りたいとは思いますが根本原因を取り除かなくては一時的な治療で良くなってもまた戻ってしまうことを考えると長い目で地道な治療が必要だと思います。
診察時に気になったこと、質問に対してもちゃんと話を聞いてもらえ、対応してくださるので、これからも信頼してお願いしたいと思います。
※施術効果には個人差があります