整体とギックリ腰

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  • 朝顔を洗って顔を上げた瞬間に痛めた
  • 違和感があった腰がだんだんと痛くなり動けなくなった
  • しゃがんで立ち上がろうとしたらグキッと痛みが走った
  • 長時間車を運転して降りたら腰が痛くて立てなくなった
  • 腰が抜けるようで怖くて動けない
ギックリ腰とは

ギックリ腰とは急性の腰痛の俗称です。つまり、急にギクッと痛くなった腰痛全般をさすものであり原因は様々です。欧米では魔女の一撃などと言われていますが、正式には急性腰痛症といいます。急性腰痛症というとそれらしいですがお医者さんにそう言われると納得してしまうから不思議なものです。

痛みの箇所や痛み方は原因によって違いますが、靭帯や筋肉の微細な損傷であれば、局所的な痛みとなりますが、内臓の疲労による場合は漠然とした広い範囲の痛みです

ギックリ腰の原因

ギックリ腰の原因は筋肉の疲労によって起きる筋・筋膜性のものと、腰椎の捻挫による靭帯の損傷仙腸関節(骨盤の関節)の捻挫、あとは病理的な原因によって起きるものがありますが、これは腎炎結石圧迫骨折など内科や整形外科的な原因です。

筋肉や靭帯の老化や劣化にともない、体調不良によって筋肉が血流不足になると、硬くなった筋肉は急な動作で痛めることになります。その結果関節に負担がかかり、劣化した靭帯も損傷しやすくなります。

具体的には、

1.長時間同じ姿勢でいたため筋肉や靭帯が疲労
2.激しい運動などで筋肉が疲労
3.ストレスで筋肉が緊張し血行不良
4.内臓の疲労によって筋肉の血行不良
5.寒い場所で長時間じっとしていたため筋肉が緊張
6.睡眠不足

などの状態で、急な動作や強い力を加えた時にギックリ腰となります。

ギックリ腰を解消するためには?

基本は安静が第一なので痛くない姿勢で横になりましょう。あおむけで寝る場合は膝を曲げてその下に布団やクッションを入れて寝ると腰に負担がかかりません。もしくは横向きで膝と股関節を曲げた状態でもよいです。

そして氷嚢などで冷やしましょう。20分程度を数時間おきに一日から三日間程度行います。立てるようになったら無理のない程度に少し家の中を歩きましょう。しばらくは骨盤ベルトもしくはサラシを巻いて固定しておくとよいです。

またギックリ腰が起きる時は体も弱っているので、睡眠を十分にとりましょう。治療はすべて体の中で行われるものであり、特に睡眠中は最も自然治癒力が働き、体を治す時間です。

自分の体を治せるのは自分しかいません。切り傷も、風邪も、腰痛でも、あるいは癌でさえも治すのは医者や薬でも整体師でもありません。医者や整体師は傷口を縫ったり、ゆがみを矯正することで、自然治癒力が十分に働ける環境にしてあげられるだけなのです。

ただ、痛みは数日安静にしていれば良くなるのですが、原因が残ったままであれば、また何度もくり返します。できればその後、専門家に診てもらうことをお勧めします。

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