整体とアレルギー
- 疲れてくるとかゆくなる
- 風邪が治っても咳が一ヵ月以上続く
- 花粉の季節がツライ
- 鼻水やクシャミが止まらない
- 生まれつきアレルギー体質で困っている
アレルギーとは
アレルギーの代表の一つとも言える花粉症、アトピー性皮膚炎をはじめとして、様々な食物や物質に対するアレルギーが目立つようになりました。
私たちの体の中に、細菌やウィルス、あるいはその他の異物(アレルゲン)が外部から侵入してきたときに、それらを体から排除して体を守ろうとする働きがあります。それを「免疫」といいます。
本来はこの免疫機能が正常に働くことで、病気にならずにすんだり体を回復させることができるのですが、この免疫機能が過剰反応してしまうことで体に悪影響が現れます。それがアレルギーです。
その他、犬やネコなどの動物、卵や牛乳や蕎麦などの食べ物、金属やゴムなど特定の素材に過剰反応することで、症状の出る部位が異なってきます。
アレルギーの原因
なぜ昔よりアレルギーが目立つようになったのでしょうか?
大きく分けると次の5つが考えられます。
1.様々な化学物質による環境汚染
大気汚染や土壌汚染による食べ物への影響、また、海への垂れ流しにより魚にも化学物質が蓄積され、それを食べ続けることで人体にも蓄積されています。
2.食品添加物
防腐剤や着色料、調味料などの使用が増えてきたたことが考えられます。
3.過剰なストレス
肉体的、環境的、精神的なストレスが過剰にかかると、自律神経系、ホルモン系、免疫系に影響し、結果的にステロイドホルモンの産生不足となりアレルギーが発症します。また、ストレスはかゆみの中枢神経を刺激します。
4.栄養過多
栄養条件が良くなると免疫力は上がり細菌感染に強くなるのですが、免疫能力が強くなりすぎると体の防衛機能も強くなりすぎてアレルギーが起きやすくなります。また、甘いモノや油っぽいものはリンパ球体質になりやすいので、アレルギーを起こしやすくなります。
5.衛生仮説
衛生環境が良くなり細菌感染のリスクが減ることで、リンパ球が増え過ぎてアレルギー体質になりやすくなります。
アレルギーを解消するためには?
<生活習慣の改善>
1.睡眠
睡眠不足は疲労が蓄積され、自律神経系や免疫系を狂わせます。しかし、寝過ぎも良くありません。規則正しい生活リズムが大切です。
2.無理のない適度な運動
アレルギー体質の人は基本的に屋内でじっとしていることが多いので、日光を浴びて適度な運動することで、副交感神経から交感神経を優位にします。アレルギーとは異物を排出しようとする副交感神経反射なのです。
3.ストレスを避ける
通常、ストレスを受けると交感神経が優位になり、ストレスに抵抗しようと興奮します。しかし、あまりにも強いストレスを受けると、逆にその反動で副交感神経が刺激されるのでアレルギーが起きやすくなります。受けきれない程の強い恐怖や悲しみに対しては受け流したり、気絶して回避するのも副交感神経反射です。
4.食事
甘いもの、高脂質、高タンパクなもの、ジュースやスナックなどは控えましょう。
3.アレルゲンとなるものとの接触をなるべく避ける
アレルゲンとなる食べ物、動物、金属、タバコ、粉塵、ホコリなどを摂取したり触れたりしないように気をつけましょう。
SOTカイロプラクティックによって、ストレスによって異常をきたした自律神経系や内分泌系(ホルモン)、免疫系の機能を回復し、自然治癒力を効率良く発動させます。
特に副腎の疲労を回復させることで副腎ホルモンを産生し、ストレスに抵抗したり炎症を抑えてアレルギー症状を改善します。
アレルギーは体質や遺伝なのでなくすことはできません。大人になると子供の頃の喘息が出なくなるのは、治ったわけではなく体力がついて症状を抑えられているだけです。
逆に大人になって初めてアレルギーが発症した場合は、歳をとって体力が落ちてきたために抑えきれなくなったときでしょう。
よく漢方薬などで「体質改善」と謳っていることがありますが、体質は基本的に変わりません。実際には体質を改善しているのではなく、体調を改善しているだけでしょう。
もし体質が変わっているのであれば、その薬を飲まなくてももう大丈夫なはずですが、飲まないとまたアレルギーが起きてしまうということは体質を変えているのではなく、体調をよくして症状を抑えているにすぎないということです。
つまり、整体やカイロプラクティックも同じでアレルギーをなくすことはできないでしょうが、神経系や内臓機能を改善することでアレルギー症状を抑えたり軽減させることは可能なのです。