整体と膝痛
- 正座ができない
- 長い時間座った後に立つときに膝が痛い
- 階段の登り降りがツライ
- 膝が真っすぐ伸びない
- 膝の奥がチクチク痛い
膝痛の原因
しかし、最近では椎間板ヘルニアと同様、骨の変形や半月板が薄くなっても痛みの原因にはならないと言われています。
では何が原因かといいますと、靭帯や筋肉の断裂などを除けば、筋肉のスパズム(緊張)です。老化によって筋肉が硬くなり、さらに腰が曲がると重心が前に移動するので、膝に負担がかかります。またO脚が進行した結果、膝の外側に負担がかかることで膝の筋肉が疲労します。
筋肉は疲労をすることで血行不良となり痛みが出ます。また、内臓の反射痛で痛みが出ることもあります。
膝痛を解消するためには?
また、体の重心を戻すために背骨の歪みや柔軟性を回復させます。体のバランスを良くすることで膝にかかる負担をへらすことと、筋肉の緊張を緩めることで痛みを改善しますが、それでもまだ良くならない、あるいは痛みが残る場合は膝関節を矯正します。
関節は単独で機能しているわけでなく、それぞれ連動しているので歩くときには各関節は一定の動きをします。ですからどこかの関節の動きに制限が起きますと、他の関節に負担がかかってしまうのです。
ですから膝が痛くてもいきなり膝を矯正するのではなく、どの関節の動きに制限があるかをみつけて治療していくことが根本治療のポイントです。
筋肉を鍛えれば良くなるか?
膝の痛みに限らず腰痛などは筋肉を鍛えればよくなるかとよく質問を受けます。では、筋肉ムキムキのスポーツマンには腰痛や膝痛はないでしょうか?
そんなことはありません。今までと同じ筋肉量なのに力が弱くなったとしたら、それは筋肉の量や太さが原因ではないのです。
筋肉を動かしているのは何でしょうか?その原動力はなんでしょうか?筋肉をエンジンに例えるとが脳と神経はバッテリー、糖や脂肪などのエネルギーはガソリンです。
つまり、脳や神経が正常に働いていないといくら筋肉自体が正常でも、あるいは栄養をとっても筋肉は十分に働いてはくれません。
まずは、骨盤や背骨を矯正し、神経伝達や脳脊髄液の流れを正常にすることで、筋肉の性能を活かせるようにしてあげることが先でしょう。
もちろん、全く動かないと筋肉自体が弱くなってしまいますし、筋線維が癒着したりしてしまうので、歩いたり最低限の運動は必要です。
ただ、いくら鍛えても良くならない場合は、筋肉よりも神経や内臓などに目を向けるべきかもしれません。